2015年9月15日

 テレサ・ルー選手の優勝で幕を閉じた、日本女子プロゴルフ選手権(パサージュ琴海)最終日の観戦に行ってきました。前日、爆発的なスコアーでトップに立った上田桃子選手は、惜しくも2打差の2位に終わり、残念な結果でした。とは言え、日本選手権での2位ですから立派な成績だと思います。しかし、彼女は今季まだ優勝がないので、かなり優勝を意識していた事と思います。
 次の日のインターネット上に、「上田桃子、前代未聞の未勝利で賞金1億円超えペース!」という皮肉とも取れる記事が出ていました。この記事を読んだ時、4日間の激闘を終え、疲労もピークに足しているであろう体で、サインを待っているファンの為に、目を真っ赤にしながらクラブハウスの外まで出てきてくれた彼女の姿を思い出し、残りの試合で必ず勝って、この記事を投稿した記者の予想を覆して欲しいと思いました。
 勿論、ファンサービスも仕事のひとつではありますが、他の選手は帰ってしまったなか、上田選手の心中を察すると、ぎりぎりの対応だったに違いありません。残念ながら試合では負けてしまいましたが、ファンを思う心は上田選手が1位だったのではないでしょうか。
 ちなみに、待ち続けるファンの為に約1時間後、マスコミの取材の後に出てきてくれた選手が、もう一人いました。それは、優勝したテレサ・ルー選手でした。待ち続けたファンは祝福と感謝の気持ちを胸に帰路につく事が出来たでしょう。
 厳しい勝負の世界で活躍していく為に必要なものは、技術や経験だけではなく人間的な部分も大切だということを、あらためて教えて頂いた様な気がします。これからの上田桃子選手の活躍を楽しみにしています。



2015年8月25日

今年も、夏の甲子園大会が終わりました。毎年の事ですが、素晴らしいプレーの連続に、高校球児のレベルの高さに驚きます。結果は、東海大相模の優勝という形で幕を閉じましたが、優勝校インタビューを聞いて複雑な気持ちになったのは、私だけだったのでしょうか・・・・・「楽しいと思った試合は、ひとつもありませんでした。苦しかった事しか残っていない・・・」
 日本一になる為には、大変な努力が必要で難しい事とは理解はしていますが、少し寂しい気持ちになってしまいまた。、全ての高校球児がこれからも野球を続けていきたい、もっと上手くなりたいと思えるような甲子園であって欲しいと願うばかりです。



2015年6月15日

長崎県では高校総体も終わり、中総体も終わりに近づきました。今年もそれぞれの競技において、いろいろなドラマが生まれ、子供達にはスポーツに打ち込む素晴らしさや努力する事の大切さ、その純粋な心を思い出させてもらった良い大会であったと思います。私も色々な競技会場に足を運び、微力ながら選手の皆さんのサポートができたかと思います。
 さて、そこで選手のサポートにおいて重要なアイテムのひとつとして、テーピングがあります。
今回も色々な競技の選手にテーピングをさせて頂きましたが、種目による違いもありますが、部位や痛みの程度によって使用するテープの種類や巻き方、強さも様々です。
 自分では上手く仕上がったと思っていても、強過ぎたり弱かったりと選手の要望も様々です。時間をかけて仕上げたテーピングを巻きなおす事もあります。
 それは、アスリートになればなる程細かい感覚が重要であり、発達もしているので要望も多くなります。それに対応できる技術をもっているかどうか、選手に試される時でもあります。
 どんなに経験豊富なトレーナーでも、選手自身の評価が全てです。常に冷静に選手の要望に答えられるのかどうか??それも、治療家としての重要な要素だと思います。相手がたとえ小学生であろうとオリンピック選手やプロ選手であろうと、同じです。どれだけ相手の細かい要望に答えられるかどうかが大切だと考えています。
 それでは、難しい話は終わりにして九州大会や、県大会に進む事になった選手の皆さんには、さらに上の大会に出場できるよう期待しています。



2015年5月23日

 今年もいよいよ長崎県は、高総体・中総体シーズンになりました!!選手は色々な思いを胸に、大会に向かって頑張っている事でしょう。
毎年、この時期になると頑張りすぎてケガをしてしまう選手も多くなります。勿論、練習は大切ですが、ケガをしてしまっては意味が有りません。大切な大会に向かって体調を整え、できるだけ良いコンディションで大会に望めるように心掛けて欲しいと思います。指導者の先生も、大会に向けエキサイトし過ぎないように、選手の体調管理を忘れないで頂きたいと思います。
ケガをしてしまっている選手も、出来るだけ良いパフォーマンスが出来る様、当院は全力でテーピングやケアーなど協力していきたいと思っています。
話は変わりますが、昨日の試合で佐世保(清峰高校)出身の広島東洋カープ今村 猛投手が、今期初勝利をあげました!!今後も波に乗って活躍して欲しいと思いました。皆さんも、応援して頂けると嬉しいです。



2015年4月11日

 非常勤講師として御世話になっている、長崎国際大学の講義(スポーツ医学)が今年も本日から始まります。
本来であれば平日に行いたい所ですが、整骨院業務もある為に無理を言って土曜日の午後にして頂いています。
 部活動や大会などで忙しい所、学生の皆さんには申し訳ないと思いますが、出来るだけ多くのことを伝えられるように準備して、楽しい講義にしたいと考えています。
 また、動画や写真をたくさん使い、眠くならない講義を目指します!!



2015年3月31日

 春のセンバツ高校野球も、いよいよ終わりに近づいて来ました。思い出すのは、長崎県代表・清峰高校が初優勝した大会です。現広島東洋カープ、今村 猛投手のケアーの為に決勝戦前日から治療器を車に積み込み、高速をほぼノンストップで飛ばし、大阪のホテルに向かいました!!
 翌日の試合では、今村投手の好投もあり長崎県勢としてセンバツ初優勝という輝かしい実績を作りました。現在戦っている選手も、色々なサポートを受け、甲子園の舞台で戦っていると思います。将来、今村投手の様な日本のプロ野球界で活躍できる選手になって欲しいと願います。頑張れ、高校球児!



2015年1月30日

 テニスの全豪オープンや、サッカーのアジア大会も終わり、スポーツニュースや新聞等ではプロ野球選手についての話題が多くなってきたように感じます。
 昨日は、イチロー選手のマイアミ・マーリンズとの入団発表会見が、日本で行われた事がメディアに大きく取り上げられました。確かに、メジャーリーグ球団が選手の入団発表会見をアメリカ以外の国で行う事は、異例中の異例の事と思います。それだけ、イチロー選手にかかる期待が大きいと言う事なのでしょうか??メジャーリーグの広報も見え隠れしているような気もしますが・・・・。
 もう一人、忘れてはならない選手がいます。それは、今期ソフトバンクホークスに入団を決めた「平成の怪物」と呼ばれる松坂大輔選手です。テレビで投げている画像を見ましたが、肘の手術の影響もあるのか、ややしなやかさを失った様に見えました。しかし、怪物と呼ばれるにはそれなりの理由があります。 試合での実績も勿論ですが、松坂選手がメジャーリーグに移籍する直前に測定した動作分析のデータにおいて、腕を振るスピード、ボールを持っている時間、ボールが指先を離れてから、キャッチャーミットに入るまでのボールの回転数、いわゆるスピン量において、当時の日本のプロ野球投手の中で全てが一番だった事を憶えています。「怪物」と呼ばれる実績の裏には、この様な数値の裏付けがあります。松坂大輔投手の今後の活躍に期待したいと思います。



2015年1月6日

新しい年がスタートしました。スポーツ界も、青山学院大学の箱根駅伝初優勝や高校サッカーに高校ラグビーなど、様々な学生スポーツの大会も目白押しです。
 春高バレーも始まりましたね!!女子の長崎県代表は当院のある佐世保市にある九州文化学園です。国体での雪辱を晴らして欲しいと思います。
話は変わりますが、現真鍋ジャパン代表メンバーの高田ありさ選手(東レアローズ所属)が春高バレーで優勝した大会は、私もトレーナーとして帯同させて頂きました。今後も頑張って 頂きたいと思います!ちなみに、その時の決勝戦の相手チームは、現在の日本のエース木村沙織選手がいた下北沢成徳高校でした。
まだまだ、寒い日が続きますが体調管理に気を付けて、また1年を乗り越えて行きましょう。



2014年12月30日

 今年は、良い一年であったと言う人も、そうでなかったという人にとっても、来年が素晴らしい一年になりますように・・・。



2014年12月12日

 甲子園!といえば、やはり高校野球を連想してしまいますが、実は12月14日(日)阪神甲子園球場において、アメリカン・フットボールの学生日本一決定戦が行われます。アメフトは、九州ではあまり盛んなスポーツではありませんが、関西や関東では箱根駅伝と同じようにカレッジスポーツの花形競技のひとつであり、甲子園球場は選手にとては高校球児同様、聖地でもあります。毎年、特設スタンドを設置しますが、満員の観客でスタンドは埋め尽くされます。
 今回は我が母校、「日本大学フェニックス VS 関西学院ファイターズ」です。この組み合わせは、アメフトファンなら誰もが知っている西の関学、東の日大と言われる程の伝統の一戦です。プロ野球に例えると、巨人×阪神戦とまでは大げさかもしれませんが、過去何十年にわたる因縁の対決である事は間違い有りません。しかも私自身、在京中に日本大学フェニックスの専属トレーナーとして日本一を経験させて頂いた経緯もあり、毎年この時期になると血が騒ぎます。
 この大会の勝者は学生王者として、来年のお正月に行われる全日本選手権の「ライスボウル」で、社会人日本一のチームと真の日本一を争う事になります。興味を持たれた方は、是非テレビで観戦してみて下さい。最後に、タイトルを見て甲子園ボールではなく、ボウル??と思われた方もいらっしゃったのでは??実は、アメリカでのフットボール専用球場は、すり鉢場の形をしている事からBALLではなくBOWLなんです。ちなみに、アメリカ・NFLのファイナルもスーパーボウルですよね!!