2020年8月8日

 今年の大学の講義は、全国の大学でオンライン授業になっています。私が非常勤講師(スポーツ医学)を務める、長崎国際大学も全ての学生がオンラインで講義を受けています。
学生の皆さんの生活環境も大きく変化し、大変な部分もあると思います。しかし、せっかく努力して入学したわけですから、諦めないで何とか頑張ってほしいと思っています。
それには、国としてのバックアップや我々身近な大人の協力や理解も必要だと考えています。

 さて本題ですが、オンライン講義の話を聞いたときに最初に思ったことは、果たして自分にできるだろうかと・・・。
私自身も立派なオジサンの仲間入りをしている年齢で、パソコンを自分の思い通りに使いこなせているわけではありませんので・・・。
ついに、人生初のリモート出演か! しかし、お恥ずかしいことに頭の中では、テレビで見ている時のような音声トラブルが起きたらどうしよう? 映像が止まってしまったらどうしよう? など、不安ばかりが先行しました。まったく情けない話です。でも、挑戦したい気持ちも持っていたことは事実です。

 そこで、大学でいつも力になってもらっている栄養学科の小田先生に相談することにしました。(YouTube スポーツ栄養学・環の和に出演中!)
協議の結果、残念ながら今回はリスクの高いオンライン講義は見送ることにし、私が普段の講義で使っているパワーポイントに音声を乗せ、YouTubeに投稿し日時限定で学生に見てもらうことにしました。
「いよいよ先生もユーチューバーですね!」と冷やかされましたが、批判されるユーチューバーも多い中、複雑な心境です。

 ところで肝心の学生の反応ですが、「負傷するシーンの説明や解説の動画を繰り返し見ることが出来て良かった!」と言う声も多い中、「もう一度見直そうと思ったが期限切れで見れなくなっていた!」など、いろいろな意見が聞こえてきました。
私としては、5月のステイホーム週間のほとんどの時間をこの準備に費やしていましたので、高評価を期待していたのですが、なかなか難しいものです。

もし、来年もこのような事態であればオンライン講義に挑戦することも視野に入れ、学生の意見も取り入れて、より良い講義になるように改善していこうと考えています。

しかしながら、来年は対面で講義ができる社会に戻っている事を心から願っています。