2021年2月8日

なかなか収まらないコロナ禍の中、自宅で過ごす時間も多くなっていることは世界中に共通している問題の一つではないでしょうか。
それだけが原因ではありませんが、最近の患者さんの傾向として、首の痛みや腰痛を訴える患者さんが増えたように感じます。

在宅勤務や外出自粛などの生活様式の変化に体も悲鳴を上げている様にも感じます。
首の痛みに関しては、様々なストレスや長時間のパソコンやゲームによる疲労も要因の一つになっているかもしれません。
これまでは、肩こりや首の痛みの原因については筋肉が硬くなったり、血行が悪いからという事が主な理由とされていました。しかし、最近になり新しい説を唱える治療も出てきています。
それは、首の周りにある脂肪層を刺激することで、肩こりや首の痛みを改善できるという理論です。試してみる価値はあるかもしれません。

以前、肩こりや腰痛は年配者の話でしたが最近ではそうでもなくなってきています。働き盛りの若年層や、中・高生までもが同じ悩みを訴える時代です。
子供達にもストレスはあります。それはコロナ感染にも関与しますが、受験であったり友達や部活動における人間関係であったりもします。
今は大人もいろいろなストレスを抱えているのも事実ですが、子供たちも理由は違ってもいろいろなストレスを感じています。イライラしても、そこは落ち着いて一呼吸しましょう。
そして、子供たちに優しい目を向けてあげてください。もちろん、甘やかすという事ではなく大人として冷静に考えてあげましょう。

世界中の人が感じているのは、体の痛みだけではなく、心の痛みも感じています。みんなで理解しあい、思いやりの心を大切にしましょう。
人類がコロナウイルスに打ち勝つ日も、そう遠い話ではないでしょうから。