今年も、夏の甲子園大会の予選が各地で開催されました。
毎年の事ですが、私も選手とともに球場へ出向きサポートをさせて頂きました。
そんな今年の予選に参加して感じたことがありました・・・それは、例年にない気温の高さです。
高校野球は炎天下に歯を食いしばって頑張る選手の姿に感動し、それが醍醐味のひとつであり、日本の文化だと称賛され多くの方もそう感じていることと思います。
私もその中の一人であったと思います。
しかしながら、果たしてこの気温の中で命の心配をしながら子供たちに野球をさせる意味があるのか。ケガの心配より、熱中症の心配の方が大きいとも感じる中、この子供たちに試合をさせる事にどんな意味があるのか・・・。
これは大人たちが作った感動ドラマに子供たちを誘導しているだけではないか・・・。
ベンチに戻ってきた選手に、肩や肘の具合を聞くより体調の心配をしている監督・コーチを見ていると、そう思わずにはいられません。
とはいえ、高校野球がナイトゲームやドーム球場で行われた場合、果たして現在と同じような感動や経済効果が生まれるのだろうか。
こんな事を感じるようになったのは年齢を重ねた証拠なのか・・・。
でも、選手の命には代えられない・・・。いろいろな思いが頭の中を駆け巡ります。
この答えは簡単に出せないことは承知ですが、未来ある高校球児の犠牲者が出る前に何か良い方法はないものか・・・と思うのは私だけではないと願いたい。