2024年4月23日

天候不順な毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
長期予報も見ても、今年のゴールデンウイークの天候は、はあまり期待できない感じですね。

お出かけの際は、行先の天候確認をして、無理のない計画を立てましょう。



2023年4月1日

大谷選手の大活躍で幕を閉じたWBC。日本中が、いや世界中がといっても過言ではないほどの盛り上がりで、物価高騰やコロナで落ち込んだ我々の心に、桜前線とともに夢と希望を運んでくれました。

その陰で春の高校選抜野球もひそかに盛り上がっていました。終わってみれば、2009年長崎県勢初の全国制覇を成し遂げた、清峰高校を率いた吉田監督が采配を振るう山梨学院の優勝(山梨県勢甲子園初)で幕を閉じました。

吉田監督は、WBCで日本が決勝に進出した年(2006年.2009年.2023年)の甲子園は、3回とも決勝戦まで勝ち進んでいる(2回優勝)。

そして、今年もWBC優勝の年。

WBCで日本が決勝に進出すると吉田監督が甲子園で決勝に進出する。

偶然とはいえ、今回で3回目。

私の勝手な思いではありますが、この不思議な関係に気付いている人がいるのだろうか・・・。



2021年2月8日

なかなか収まらないコロナ禍の中、自宅で過ごす時間も多くなっていることは世界中に共通している問題の一つではないでしょうか。
それだけが原因ではありませんが、最近の患者さんの傾向として、首の痛みや腰痛を訴える患者さんが増えたように感じます。

在宅勤務や外出自粛などの生活様式の変化に体も悲鳴を上げている様にも感じます。
首の痛みに関しては、様々なストレスや長時間のパソコンやゲームによる疲労も要因の一つになっているかもしれません。
これまでは、肩こりや首の痛みの原因については筋肉が硬くなったり、血行が悪いからという事が主な理由とされていました。しかし、最近になり新しい説を唱える治療も出てきています。
それは、首の周りにある脂肪層を刺激することで、肩こりや首の痛みを改善できるという理論です。試してみる価値はあるかもしれません。

以前、肩こりや腰痛は年配者の話でしたが最近ではそうでもなくなってきています。働き盛りの若年層や、中・高生までもが同じ悩みを訴える時代です。
子供達にもストレスはあります。それはコロナ感染にも関与しますが、受験であったり友達や部活動における人間関係であったりもします。
今は大人もいろいろなストレスを抱えているのも事実ですが、子供たちも理由は違ってもいろいろなストレスを感じています。イライラしても、そこは落ち着いて一呼吸しましょう。
そして、子供たちに優しい目を向けてあげてください。もちろん、甘やかすという事ではなく大人として冷静に考えてあげましょう。

世界中の人が感じているのは、体の痛みだけではなく、心の痛みも感じています。みんなで理解しあい、思いやりの心を大切にしましょう。
人類がコロナウイルスに打ち勝つ日も、そう遠い話ではないでしょうから。



2020年12月21日

今年も寒波の襲来により、全国的に大雪に見舞われました。雪による災害も発生している様ですが、スキー場にとっては恵みの雨ではなく、恵みの大雪になったことは間違いありません。
九州では、地域柄ウインタースポーツを楽しむ人は少ないと思いますが、関東より北では毎年何十万人というスキー客が押し寄せるゲレンデもあります。
雪の為に、新潟の高速道路で立ち往生のニュースは記憶に新しいところではありますが、長野や新潟のスキー場によっては来年の4月中旬ごろまで営業できるゲレンデもあります。

この時期になると、長野オリンピックやスキー場の診療所で研修していたころを思い出します。スキー場の診療所にはいろいろな外傷の方が運ばれてきます。特にスノーボードが流行りだした頃は、ケガをする人も多く大変勉強になった記憶があります。

今年は新型コロナウイルスの影響であまり楽しい年末年始ではありませんが、終息後には皆さんも、お近くのスキー場に出かけてみてはいかがでしょうか?

それでは皆さん、良いお年をお迎えください。



2020年10月7日

 今年も、残すところあと3か月になりましたが、今年一番の話題となると・・・やはり新型コロナウィルスということになるのでしょうか?
全世界を巻き込んだ未知のウイルス。
 当初は世界中のだれも予測しなかったパンデミック。映画の世界の話と思っていた都市封鎖(ロックダウン)。
まさかこのようなことが現実に起こるなど、だれも予測していなかったと思います。
 しかし、人類はあらゆる困難に立ち向かい、生きるすべを獲得してきました。おそらく、このコロナ危機も力を合わせ乗り越えることが出来ると信じています。

それに伴い、新型コロナによる生活様式や予防に対する意識もかなり画一化してきたと思います。手洗いうがいに始まり、マスクの着用や3密の回避など世界中の人の意識が変わったと思います。

 皆さんのご自宅や職場でも様々なウイルス対策が取られている事と思います。
もちろん、当院も出来るだけの感染対策を行っています。手指消毒の徹底や、患者さんが触れる部分の消毒は当然ですが、天井にある照明を光触媒によるウイルス除去作用の高いものに交換したり、エアコンも空気清浄機機能を搭載する物に交換したり、少しでも感染リスクを減らせるように県や市の補助も利用させて頂きながら、感染防止に努めています。
 
 早期のワクチンや薬の開発が待たれるところですが、もうしばらくの間、みんなで感染予防に心がけましょう!!

 



2020年9月18日

明日から連休の方も多いことだと思います。地域によっては、体育祭のところもあるようですが、無観客や人数制限の学校がほとんどで、今年は特別な体育祭になりそうです。

高校野球の九州地区県大会も始まります。これは、来年の春の選抜高校野球甲子園大会の予選です。
九州で上位に入賞すれば、甲子園出場のチャンス到来です。選手の皆さんも燃えていることでしょう。
当院もできるだけのサポートを心がけたいと思っています。

また、ほかのスポーツの大会も予定されている様子です。コロナ渦での開催でいろいろな制限がかかりますが、自分の力を信じて頑張ってほしいと思います。

話は変わりますが、全米オープンテニスにおいて大阪ナオミ選手が優勝しました。本当に素晴らしいことです。
しかし、残念なことがひとつだけありました。それは、プレー中に、自分のラケットを地面に投げつけるシーンがありました。
ここを我慢できる精神力・忍耐力を身に着ければ、しばらくは彼女の時代が続くことになるのにな~と感じた方も多かったのではないでしょうか?
心・技・体・・・良い言葉です。

当院は21日(月)午前中診療です。ご来院お待ちしております。



2020年8月21日

今年の夏は高校球児にとっても、特別な夏になりました。一度は絶たれた甲子園の夢も、高野連の粋な計らいで、一試合だけではありましたが夢をかなえることが出来ました。
そんな甲子園のグラウンドに、2名の佐世保出身の選手が立っていました。親元から遠く離れた場所で努力を続ける姿に感動を覚えました。
小学生の頃に治療していた事を思い出すと、見違えるような選手に成長していました!喜ばしい限りです。
スタンドで見守るご両親も、逞しく成長する息子さんの雄姿にきっと感動し、涙されたことと思います。
おそらく、スタンドで見守る全ての選手のご家族がそうであった事でしょう。

そんな中、各県では夏の甲子園大会予選の代替え大会も開催されました。長崎県では、監督就任3年目の清水監督率いる大崎高校が初優勝を飾りました。
残念ながら甲子園でのプレーはできませんが、3年間の厳しい練習に耐え努力した選手の自信と監督のプライドを感じました。

当院でも大崎高校野球部の選手のケアーをさせて頂いておりますが、寮生活の為に通院の際のご家族の送迎などのバックアップも本当に大変であったと思います。しかし、それもこの優勝によって報われたのではないかと思います。
3年生のご父兄の皆様や関係者の皆様には、本当にご苦労様でしたとお伝えしたいと思います。

コロナ渦において、様々な生活様式の制限や変化が起きています。それは日本だけでなく世界中が同じ状況に置かれています。
世界中の人が、早く以前のような生活に戻れることを心から願っています。そして、スポーツの世界も、以前のような状態に少しでも早く戻れるよう願っています。
そして、来年の東京オリンピック・・・。開催されることを祈ります。



2020年8月8日

 今年の大学の講義は、全国の大学でオンライン授業になっています。私が非常勤講師(スポーツ医学)を務める、長崎国際大学も全ての学生がオンラインで講義を受けています。
学生の皆さんの生活環境も大きく変化し、大変な部分もあると思います。しかし、せっかく努力して入学したわけですから、諦めないで何とか頑張ってほしいと思っています。
それには、国としてのバックアップや我々身近な大人の協力や理解も必要だと考えています。

 さて本題ですが、オンライン講義の話を聞いたときに最初に思ったことは、果たして自分にできるだろうかと・・・。
私自身も立派なオジサンの仲間入りをしている年齢で、パソコンを自分の思い通りに使いこなせているわけではありませんので・・・。
ついに、人生初のリモート出演か! しかし、お恥ずかしいことに頭の中では、テレビで見ている時のような音声トラブルが起きたらどうしよう? 映像が止まってしまったらどうしよう? など、不安ばかりが先行しました。まったく情けない話です。でも、挑戦したい気持ちも持っていたことは事実です。

 そこで、大学でいつも力になってもらっている栄養学科の小田先生に相談することにしました。(YouTube スポーツ栄養学・環の和に出演中!)
協議の結果、残念ながら今回はリスクの高いオンライン講義は見送ることにし、私が普段の講義で使っているパワーポイントに音声を乗せ、YouTubeに投稿し日時限定で学生に見てもらうことにしました。
「いよいよ先生もユーチューバーですね!」と冷やかされましたが、批判されるユーチューバーも多い中、複雑な心境です。

 ところで肝心の学生の反応ですが、「負傷するシーンの説明や解説の動画を繰り返し見ることが出来て良かった!」と言う声も多い中、「もう一度見直そうと思ったが期限切れで見れなくなっていた!」など、いろいろな意見が聞こえてきました。
私としては、5月のステイホーム週間のほとんどの時間をこの準備に費やしていましたので、高評価を期待していたのですが、なかなか難しいものです。

もし、来年もこのような事態であればオンライン講義に挑戦することも視野に入れ、学生の意見も取り入れて、より良い講義になるように改善していこうと考えています。

しかしながら、来年は対面で講義ができる社会に戻っている事を心から願っています。



2020年8月6日

コンタクトスポーツの現場ではよく耳にする外傷です。特に、アメリカンフットボールやラグビー、格闘技などで多く発生します。現在、当院でも2名のアスリートがチャーリーホースで加療中です。

 ではそろそろ、それは何かと? 簡単に言うと、大腿部の筋肉に大きな外力が加わり、大腿骨と筋肉の境界部に損傷を共なう外傷です。

もっとわかりやすく解説すると、膝蹴り等により大腿部の筋肉が大きく損傷し内出血も伴うような外傷です。
内出血も深部にあるため表面からは見ることができませんが、エコーやMRIなどで確認することができます。
 
この状態で無理に筋肉を動かすと、固まりかけた血液で筋肉を傷付けてしまうこともあり、筋肉が骨のように固くなる骨化性筋炎に発展し、固く柔軟性に乏しい筋肉になってしまう可能性もあります。

トップアスリートでは、引退の原因になることも考えられます。

また、パフォーマンスの低下にも繋がりますので、このような状態での運動は控えることが重要です。
程度にもよりますが、この外傷は治療も長期に及ぶ事も多く、復帰まで3か月以上かかる場合もあります。

初期の対応が予後を左右しますので、適切な診断と治療が大切です。



2020年5月8日

 5月6日までの休診期間も終了し、当院は昨日より通常通りの診療に戻りました。自宅待機のゴールデンウイークはいかがだったでしょうか? 何か新しいことに挑戦してみたり、思い思いの自粛だったと思います。

私個人としましては、本年度、大学での講義がすべてオンライン講義になり、その準備にほとんどの時間を費やしていました。初めての試みですが、新しいことに挑戦する良い機会だと思い模索中です。
 
 全国的には、まだまだ予断を許せない状況です。当院もできるだけ感染リスクを少なくする為、いろいろな手段で対応しています。

新型コロナウイルス感染により、多くの人の命が奪われました。それは悲しく大変残念な事です。しかし、人類はこのウイルスに立ち向かい、必ず勝利することと信じています。

 患者数が減少しても、まだまだ安心はできません。全ての人に感染の可能性がある事を忘れないで、感染予防に心掛けましょう。

もう少しの間、みんなで協力し、力を合わせて乗り切りましょう!!、